2011年4月14日木曜日

授業:Asia Pacific Business 1

今日は後期にとったAsia Pacific Businessについて詳しく話します。この授業はBusiness School Management 系の授業です。


SMUでは、授業が入門か中級か上級かが100- ,200-,300-と各授業に振られる番号でわかります。たとえばMarketing 101 だったら入門科目であることを意味 し、M&A strategy 201 だったら中級科目を意味します。
マネジメント系の授業の一部


この授業は300番台なのでいわゆる上級科目です。(普通は上級科目を取るのにはなPre-Requisit 科目を既に取っていることが要求されます。でもこれは要件がなかった。でも後々Management 系の基礎知識が要求されていることに気づく。)



さて授業の構成は15週のうち最初の三分の一がインターナショナルビジネスの理論の講義。SWOT Analysis, ポッター5Forces, Mode of Entry, Scale of Entry, Time of Entry, Political Risk, とかをカバーした。
                                              これは教科書


次の三分の二がゲストスピーカーによる実際の海外進出の事例。バンヤンツリー(シンガポールのリゾート開発の会社)とかのCEOが来た。あとはプロジェクトのプレゼン。



一つ目のプロジェクトではそれぞれグループにケースとそれに関する質問が与えられてそれについて発表するというもの。



自分たちのグループは香港のITベンチャーの海外進出についてのケースが与えられた。この企業は90年代後半のITバブルの前にAlvin Lamという香港の企業家に設立されて、その後はM&Aなどで大きくなって中国などに進出した



主なサービスはWeb管理、E-commerce, E-marketingなど。顧客にはメガバンクなども。
ITバブルで一時期苦しむもそれを乗り越えて現在はシンガポール、台湾などに進出計画がある。また将来的には韓国と日本市場にも進出するかもしれないとのこと。



この会社を調べ始めた時に、ネットやEuromonitorなどのデータベースで情報を集めるも、あまりにも限られた情報しか得られなかった(要するにマーケットに関する一般的な情報ばかりで、会社の戦略についてのことはほとんど得られなかった。)。そこで思いきって会社のホームページからCEOにメールしてこのプロジェクトに協力してくれないかと頼み込んでみたんですね。



そしたらなんと次の日メールの返信が来て協力してくれるとのこと。そこで僕たちは根掘り葉掘り会社の海外進出の戦略について質問させて頂いた。そこでやっとプロジェクトが形になってきました。



しかもちょうどその2週間後ぐらいにシンガポールへの出張が入ってて、SMUに来て講演できるかもしれないとのことだったが、他のゲストスピーカーとのスケジュールがクラッシュしてこれは実現しなかった。



結果的に会社の中の上層部しか知らない戦略についての情報が手に入ってプレゼンがより面白いものになりました。
    これはプレゼンのスライドの一部。DMAという会社を買収したことによる影響。 





やっぱり思うのは実際にビジネスの最前線にいる人との距離感がすごい近い。ここの教授はビジネス界の人とのコネクションがかなり豊富で、それを上手く授業に取り込んでる気がする。ゲストスピーカーに凄い人がよく来るし。教授達の姿勢がリサーチばっかだけじゃなくて授業のティーチング(特にSMUは)にも凄い力が入っている。






これはSMUのセミナースタイルのティーチングに一部起因すると思う。30人~40人のクラスだと学生も教授もInteractive にならざるを得ないから。






New Product Development の教授はこう言ってた。”君たちはアジアの教育のシステムの中で記憶することを常に重要視されてきたと思うけども、ここではそれを変えなければならない。”








ちなみにこの香港のベンチャーはシンガポールと台湾の後には韓国と日本にも将来的に進出するかもしれないってことなので、プロジェクト終了後に念のためCVを送ってアピールしときました。そしたらインターンをConsiderするとのこと。





長くなったんで二つの目のプロジェクトのことはまた次回。

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