2011年9月1日木曜日

i-ABC The Inter Asia Business Competition.



 23日から29日までリクルート主催のi-ABC The Inter Asia Business Competition
に参加してきたので所感をまとめる。

まずこのビジコンについて軽く説明。


*アジアTOP大学の2500人から選ばれた50人の学生が参加。航空券、ホテル代、食費無料。その上お小遣いまででる。
*参加者国は中国、香港、韓国、インド、台湾、サウジアラビア、インドネシア、日本、ドイツ。
*賞金総額50万円
*それぞれのチームが振り当てられた会社を分析し、抱えている問題に対する解決を提示する。


日本での選考はオンラインアプリケーションにてCVと英語エッセイ提出➡グループ面接➡電話にて合格連絡➡本社に呼ばれ確認。でした。

参加学生のレベル
マッキンゼーやBCGGoogleなどでバリバリインターンしている学生が1チームに1人2人いて総じて面白い学生が集まっていた。修士学生と理系の学生が多かった気がする。Phdも一人いた。

ただ19歳にて能力半端ないやつもいたらしいが、中国の北京大のやつとかインドのIITのやつを相手にして全然互角にやっていけたってのが実感。ビジネス系じゃなくて理系の学生が多かったからてのがあるかもしれない。


チームメイト
北京大学、IITデリー、KAISTなどから。

チームメイトのKAISTの彼は圧巻だった。英語完璧、論理的、リーダーシップあり、プレゼン上手。KAISTは韓国の理系のTOP校らしんだけど、もしこういうやつがいっぱいいたらほんとにやばい笑
KAISTのスーパーマン
  
ビジコンの内容
超簡単に言うと、それぞれのチームに会社が与えられて、その会社の問題解決策を提示しようというもので、自分たちはSONYだった。

学生らしいアイデアを求めているのか現実的なアイデアを求めているのかで最後まですごい割れたけど、最終的にはかなり現実的なアイデアで行くことにした。

SONYのマネジメントクラスの社員の方が一人ついてくれて、最終日は4時間ぐらいコンサルしてくれた。また、リクルートの社員方がメンターでついてくれて、議論がそれたときなどは上手く修正してくれた。

SONY本社にて


結果
結局勝てなかったんだけど、敗因はタイムマネジメントとアイデアの斬新性のなさにつきる。


ほかのチームは制限時間を超えて時間をつかっていたけど、
うちのグループは8分にどうにか留めようとして努力して、8分以内に留めた。
しかしそれが仇に出た。どうやら時間を超えてもあまり関係なかったらしい。

もし時間がそこまで厳密じゃなかったら他のグループにようにもっとコンテンツを
つめこめた。これは戦略ミス。

アイデアも現実的に行き過ぎた。これも審査の基準を把握できてなかったミス。


問題分析➡解決策提示の流れはロジカルにできてたんだけど、データの弱さと解決策のアイデアの斬新さのなさが響いたか。



終了後に審査員だったDeNAの南場さんが言ってたことがすごい印象的だった。「たとえどんな偉い人が何を言おうと、事実に裏付けされてないと信用はできない。事実とデータにできるだけ近づけ」。これ真理。



総じて
*留学先でもOVALでも実感したけど、多国籍チームで働くってほんとに難しい。たった7日間だけど、そういう環境である程度のレベルのアウトプットを出すのは困難。たとえ頭が良い奴が集まっていても。でもこれだけ国籍もバックグラウンドも違う中で働いて、一つのコンセンサスを導きだして、アウトプットを出すのって本当に刺激的で面白い。

*やっぱり新卒で海外に行きたい意欲がさらに増してきた。最初のキャリアから多国籍のチームに放りまれるような刺激的なところに身を置きたい。


この夏2回国際ビジコンに出て、投資銀行のインターンに行くより多くのものを得られたと思う




ふと思ったんだけど2−3ヶ月で多国籍チームで何かプロジェクトを作るみたいなインターンあったらぜったいおもろいよなあ。



いずれにせよこれを企画してくれたリクルートの方々には本当に感謝したいです。7日間通じて非常に濃い経験ができました。来年もやるとしたらぜひアプライすることをおすすめします。


優勝チーム。


Bye lah!